寝ない赤ちゃん体験談(2)



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寝ない赤ちゃん体験談目次

寝ない赤ちゃん体験談(はじめに)
寝ない赤ちゃん体験談(1)
寝ない赤ちゃん体験談(2)
寝ない赤ちゃん体験談(3)



抱っこ不眠との戦い

それから、1,2ヶ月、『すさまじい睡眠不足』と『一日中抱っこ育児』が始まります。
こんなこと、どの育児書にも書いてない、まさに殺人的修行としか思えない育児でした。

我が子は抱っこしていないと、大泣きなのです。


いや、正確に言うと、

抱っこして
立って
ゆらゆらして


いないと大泣きなのです。


実は、こういう魔の三連チャンセットでないと大泣きという赤ちゃん、結構います。

椅子などに座った状態で抱っこしても、すぐ愚図り出します。
抱っこしたまま、立っていないといけないんです。
でね。立ってその場に止まっていても、しまいには愚図り出します。だから歩いていないといけないんです。

※2013年4月。NHKのニュースで、これに関することを報道していました。私もブログに記事としてまとめてあります。
抱っこして「歩く」と泣き止む赤ちゃん

しかもですね。
「ふぇ~ん」などとかわいい声で泣くのではありません。
とても、数日前に生まれた赤ちゃんだとは思えないような、耳を塞ぎたくなるような「ギャン泣き」です。
(あまりギャン泣きという、ちょっと乱暴な言葉は使いたくありませんが、本当に、鼓膜がビリビリ震えてくるような、そんな泣き方をするのです)

時々、「あらぁ、赤ちゃんなんて泣いていてもほっておけばいいのよぉ。大丈夫よ」と言う人もいます。
が そんなことできるような声・表情ではありませんでした。
今思えば、そういう(ある種安易な)発言をするかたは、「本当に酷いギャン泣きを何時間も聞き続けたことなんか絶対ない」と思えます。

もうね。
この世の終わりのような金切り声をあげ、顔を真っ赤にして、呼吸が止まりそうなくらいの泣き方なんです。
赤ちゃんをベッドの上に放っておいて、あの泣き声に耐えるくらいならば、疲れた体にむち打ってでも抱っこして赤ちゃんを静かにさせて、よろよろと歩き回っていた方がましだと思えました。

しかも、すべてのママが、ひろーい一戸建てに住んでいる訳じゃない。たくさんの人が住んでいるマンションで、騒音に気をつけながら生活しているママもたくさんいます。
母親でも耳をふさぎたくなるようなギャン泣きを、ご近所に聞かせ続けていたら、それこそ近隣から苦情がでるでしょうね。
マンション管理事務所、警察、あげくに虐待を疑われて児童相談所に通報されてしまうことも考えられます。

ダンナが抱っこしても大泣きしました。
母乳のにおいがない、もしくは、抱き方のぎこちなさ、抱いている人の肉付きの違い、そういったこともあったのでしょうか?
だから結局、赤ちゃんを泣かせないようにするならば、私が頑張って抱っこをするしかったのです。

そうそう。
二人目を産んでわかりましたが、泣くと言っても、同じ赤ちゃんでも雲泥の差があります。
一人目の時は分からなかったなぁ。
うちの兄の赤ちゃんなんて、「ふえぇえ」と時々かぼそく泣く程度でしたものねぇ…。

そして、我が子は夜も頻繁に起きました。
昼もほとんど寝ていないのにですよ!?

生後0ヶ月、夕方遅くなって私はもうくたくたです。肩も腕も腰もパンパン!
だって、昼間ずっと抱っこしてゆらゆらして部屋中を歩き回っていたのですから。
まさに「歩くゾンビ」状態のわたし。

我が子は、ママの腕のなかでうつらうつら。
もういいかなぁ~と思って、ベッドに置く。起きて泣き出す。また抱っこ。
これを何回も繰り返し、深夜、ようやくベッドに置くことに成功。
そして、自分もお布団にくるまります。

もうこの時の布団の感触といったら、たまりませんっ!
速攻で夢の中。

でもすぐに、


「う…、ふぎゃ、ふ………………ぴぇーーーーーっ!」


起きて時計を見ると、

「うそー…。さっきから10分もたってない…」

なんてことが、続くのです。
これが、夜中中、何回も。

しまいには、赤ちゃんが起きてしまう前兆の「ふぎゃ、む…」という小さな声を聞くだけでも、悪寒にも似た緊張が全身に走るようになった私でした。もうね。小さな「ふぎゃ…」の声が耳に入ってきただけで、心臓がぎゅーっと痛くなって、心の中で「やめてーっ」と叫んでいました。(後の記事にも書いてありますが、立派な「産後鬱」だったと思います。我が子の声を聞いてそんなふうに感じてしまうなんて、本当に自分でも悲しくて嫌で、でもどうしようもありませんでしたね)

ダンナに寝かし付けの役目を代わって貰いたくても、彼には明日仕事がある身。
やはり夜更かしなんてさせられません。
ダンナはダンナで、「働いて金を稼ぐ」ということで、育児に貢献しているのですから。

ましてや、上にも書いた通り、ダンナが赤ちゃんを抱っこしてくれたとしても、きっと泣きやまないでしょう。
いえ。泣きやむどころか、もっと激しく泣いてしまうかもしれません。
しかも真夜中。壁の薄いマンションです。
なおさら、赤ちゃんを泣かせ続けるわけにいかない。

自分が抱っこするしかないと思い、頑張って無理矢理目を開けていました。
まさに殺人的修行!

一方ダンナはというと…。
どれくらいわたしが夜中に起きているか、どれほど赤ちゃんが寝なかったのか、具体的には知らなかったと思います。
だって、赤ちゃんを抱っこしてゆらゆらしながら部屋を歩き回っているその間、我が子はとても静かだったのですから。
リビングで静かに繰り広げられる「修行」のことは、知る由もありません。

本当に本当に睡眠不足でした。
それでも、明け方頃、時々続けて1時間くらい寝てくれる時もあり、そのお陰で助かったと言えます。
あの頃の私の睡眠時間は、大げさでなく、毎日2、3時間くらいだったのです。


昼寝?
とんでもない。
できれば、やってました。
だって昼に赤ちゃんがベッドで眠るのは、どんなにトライしても15分が最長だったのですから。
育児書に『夜中に起きる赤ちゃんのママは、昼間一緒に寝て体を休めましょう』なんて書いてあります。

『じゃあ、昼間も寝ない赤ちゃんを持つ私はどうしたら良いの?』

そう思っていました。
おまけに、あまりに自分の睡眠時間が絶対的に不足&不規則になったためか、私自身が睡眠障害っぽくなって、「えええぇ。わたし、眠いのになぜか入眠できない!」という悲惨なことにもなりました。
詳しくはママの不眠の記事。

しかも、抱っこのしすぎで、私の左手は腱鞘炎に。
詳しくは腱鞘炎になっちゃったを参照。

また、育児書には、寝ない・良く泣くという赤ちゃんの行動は、『母乳不足』が原因の場合が多いと書いてあります。
私も信じた一人です。

……裏切られました。

というか、私は実は、双子でも完全母乳で育てられるよと、保健婦さんからお墨付きの、”乳牛ママ”だったのです。
それでも「きっと母乳不足で泣くんだわ。寝ないんだわ」と信じて、ミルクを足してみました。


……寝ませんでした。


この話には続きがあって、実はミルクを足したことによって、私は乳腺炎になり、一週間も入院することになります。
なおっぺの乳腺炎体験を読む


こんな辛い気持ち、実家の母にも言えませんでした。
うち明けたところで、赤ちゃんが寝てくれるようになるわけじゃない…。
遠い所に住んでいる母が何も出来るわけない、心配させるだけだと思いました。

でもたまらなかった。
辛くて辛くてたまらなかった。
なので、産院の一ヶ月検診(赤ちゃんのね)で、お医者さんに相談してみました。
ベテランの女のお医者さんでした。
もう、悲しくて辛い気持ちがたまっていて、なんと言って相談を切り出して良いかわからなかった私は、とりあえず、

「あの……。赤ちゃんが泣くんです……」

と、お馬鹿なことを言いました。
お医者さん、一言。

「赤ちゃんは、泣きます」

冷たくあしらわれ、二の句が継げなくなった私は、すごすご帰宅することになります。


(そうか…。そうだよな…。赤ちゃんは泣く…。そりゃそうなんだけれど…。当たり前のことなんだけれど…)

その当たり前の事が、わたしには我慢出来ない…。耐えられない…。
そして、誰にも相談できない…。
そう思うと余計に悲しくなりました。



育児雑誌を信じるな

育児雑誌には、” 生後○ヶ月の赤ちゃんの様子 ”といったコーナーがあります。
生後○ヶ月の赤ちゃんは、大体こんな様子ですよ~と、一般読者の親子の様子を紹介するコーナーです。

当時、毎月毎月育児雑誌をとっていた私は、そのコーナーをもちろん読んでいました。
我が子と同じくらいの子はどんな様子なのか、同じくらいの赤ちゃんが周りにいない私はとても興味がありました。

で、そこにのっている親子はどういう親子か、というと…。
こざっぱり片づいたお部屋。スカートをはき、きちんとお化粧し、綺麗にスタイリングされたヘアスタイルのママ。
そして、おとなしくママに抱っこされている赤ちゃん。
ママと子の一日のスケジュールを読むと、まぁ、これがほとんど手の掛からないご様子…。

一方私はといえば…。

化粧? ヘアスタイリング? 部屋のお掃除?
はぁ~~? こっちは、数時間眠れるか否かで戦ってるのよ!
もっと言えば、生きるか死ぬかなのよぉ~!
という感じ。

いや…。
違います(^-^;
そんな元気良く悪態つけるような状況じゃなかったです。

「えぇ~、うそ~…。いいなぁ。他のママは化粧なんてできるんだぁ…。私、かわいそうだな…。(涙ぽろり)」

な状態。(ばりばりのマイナス思考でしたからね)

でも今考えれば、

「ばっかみたい」

です。
○○こクラブといえば、超メジャー育児雑誌。どこの書店でも売ってます。
それに我が子と自分が載るんですよ?
例えその一日だけでも、徹夜してでも部屋を片づけますよね~。
化粧だって、赤ちゃんを泣かせておいてでもするんじゃないかな。すっぴんじゃいられないよね。
それに、一日のスケジュールだって、わざわざ、グズグズしていた日のスケジュールを公開しますか?
だって、それって、「うちの子は、育てにくい子でーす」って公表しているようなものですもん。

します?
しませんよねぇ~?
「一日中ぐずぐずスケジュール」を載せるのは、親としてなんとなく避けますよねぇ。
なので、比較的「よいこ」だった日のスケジュールを載せて、「うちの子、親孝行ないいこちゃんでしょう?」って公表したいと思うのね。

でね。
おまけに、その雑誌の中身といえば、「明るく楽しく育児しようよ」と言った感じです。

『ママに見られないようなかわいいファッションとは!』
『春メイク特集』

うん。
そういうの、大切だと思います。
有益だとは思います。
付録雑誌の「子どもが怪我をしたら」とか「病気をしたときの処置」なんかは、すごく役に立ちました。

でも正直、どろどろした精神状態の私の心には…合いませんでした。
後から思うと、私が探していたものは、「私と同じような育児をしている人」だったのだと思います。

例えば、「辛い体験をした人間」が求めるのって、やっぱり同じ体験をした人間だと思うのです。
うーん。例えば。
ものすごーく辛い失恋をしてしまったら、やっぱり、最近失恋してしまった友人と話をしたい…よね?
新婚ほやほやの、幸せいっぱいの友人とあんまりお話したいとは思わない…よね?

そんな感じだったのです。

それでもすがる思いで、毎月その雑誌を買っていました。
あぁあ。
なんでそれがわからなかったんだろう。
あの頃の私…。


寝ない赤ちゃん体験談(3)


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