抱っこして、ゆらゆらして、歩き回ると泣き止む赤ちゃんの不思議

皆さんは、「抱っこ」して「ゆらゆら」して「歩き回る」と赤ちゃんが泣き止む。
という経験をしたことはないでしょうか?

私は、嫌と言うほど経験しました。
私、この「抱っこ」&「ゆらゆら」&「歩き回る」という三つの行動を「魔の三連ちゃんセット」と呼んでいました。

この三つ。一つでも欠けちゃいけなかったんです。
抱っこしているだけじゃだめ。座ってゆらゆらしていてもだめ。三つ揃っていないとだめ。
余談なんですが、赤ちゃんってなんで座っているってわかるんでしょうね(笑)
うち、マンションの4階だから、高度的には高いんですけれど(苦笑)

輸送反応、というものらしい

実は、この魔の三連ちゃんセット。「輸送反応」という立派な名称があるそうです。

ノーベル化学賞をとった野依良治理事長のおられる「理化学研究所」の発表なんです。
理化学研究所の「輸送反応」のページ



赤ちゃんを抱っこして歩くと、

なるそうなんです。

たしかに、私達は赤ちゃんが泣くと、「おーよしよし」と言って抱き上げ、ゆっさゆっさと揺らします。
誰かに教わったわけではなく、なんとなく「そうすれば泣き止むことが多い」ことを知っています。

これは、動物が自分の仔を運ぶときの行動原理と同じだそうです。
犬や猫、ライオン、狼等、親が子供を運んでいるとき、赤ちゃんはとてもおとなしくしていますよね。
丸くなって、振り落とされないようにじっとしている。
その原理だそうです。

寝ない子ママの皆さんは、赤ちゃんが泣き止む鍵が「歩く」だなんて、もう、 百も承知というか、体にたたき込まれていますよね(汗)
いくら抱っこしていても、「止まっていたり」「座っていたり」したら、とたんにギャン泣きなんてザラだった。
いくら、背中を優しくトントンしても、足を擦っても、子守歌うたってみても、全然ダメ。
何故か、よっこらしょ、と立ち上がって歩き出すと、泣き止む。
おかげで、真夜中、まっくらな室内を、本当にゾンビみたいにグルグル歩き回っていたっけ。
この、赤ちゃんを泣き止ませるために行う無意味なぐるぐる歩き行動は、ママの精神をごりごりと削っていくんですよね。

それにしても、泣く量が10分の1になるってすごいですよね。
まぁ、抱っこして歩きまわるしか…ないですかね(苦笑)