寝ない赤ちゃんをベッドで寝かせることを諦めるということ

育児の掲示板を読んでいてもよく目にするんです。

本当に、赤ちゃんがベッドの上で寝ていないと、ママは何もできないのでしょうか?
何か方法はないのでしょうか?

ベッドの上に赤ちゃんが寝ていて、自分の両手がフリーじゃないと、何もする気になれない。 長男育児中はそうでした。
別のページでも書きましたが、「ベッドで寝かさないと、私は何も出来ない病」に陥っていたような気がします。

私が長男を育児中は、

  1. 一生懸命あやし、授乳し、歌なんかを歌い、寝かし付け、ようやく腕の中で眠らせる。

  2. そして、そっとそっとベッドの上に移動

  3. まるで、一触即発の危険物を扱うように、細心の注意と全神経を使って、ベッドの上に置く。
そんな風に、寝かし付けをしていました。

しかし、赤ちゃんのかかとが、ことりとベッドの上に置かれたや否や、 赤ちゃんはぱっちりと目を開け、恐怖のギャン泣きが始まる。

そうなったら、また、1.からやり直し。20分から30分はかかる長男寝かし付けデスマッチの始まりです。

私は一日中、何かの強迫観念に取り憑かれでもしていたかのように、

「我が子が、ベッドですやすや眠っている時間を作る」

「自分が我が子を抱いていない状態を作る」

ことに必死でした。 そして、どうしてもベッドで眠ってくれない我が子に、「苛立ち」や、(正直に書くと)酷くなればある種の「憎しみ」さえ感じることもありました。

寝ない子ママ。
そういった自分を感じたことはありませんでしょうか?

でも、私、次男を産んで、すっぱり「ベッドで寝かせたい」教から離れることが出来たんです。

何故だとおもいますか?



――無理だったんです。
「赤ちゃんをベッドで寝かし付けるための時間を確保」することが。

一人しか子どもがいない状態の育児だと、その一人の赤ちゃんにたっぷりと時間をかけることができました。でも、上の子の世話と並行しての下の子育児になった為、下の子に使う時間が、上の子に比べて「半分以下」になってしまったんです。 (それに加え、”下の子よりも、上の子を意図的をかまってあげる”ことを心がけていたこともあります)
だから、時間のかかる「赤ちゃんをベッドに寝かし付け」作業は出来なかったんですよね。

次男。
新生児の時期にベッドで寝るなんて、全然無い(笑
ずーっとスリングで一心同体でした。
スリングの中に入れて家事をする。掃除をする。ご飯も食べる。公園も行く。買い物に行く。
趣味だってやる。お菓子作りも、手芸も、なんだってやる。
授乳だってOK!!! っていうか、部屋のなかでは、スリングの中でおっぱい咥えっぱなし。


次男育児中のベッド。もう物置。

結果的にそれが良かったのかもしれません。
「寝かし付け」に関する苛立ちや、「ベッドの上で寝てくれないから何も出来ないよ」というストレスや、 「あぁ、また起きた。ベッドの上で寝かしつけ失敗…」という鬱々とした敗北感を味わうことは、上の子の時よりもぐんと減りました。

寝ない子ママ。
ベッドの上で寝かせるの、諦めませんか?
ほんの少し、「ベッドで寝かせたい」教から離れてみませんか?
せっかく買ったベビーベッドはもったいないけれどさ。もうさ。ベッドで寝なくてもいいじゃない。

「抱っこじゃ何にもできない…」

そうですね。 素手抱っこじゃ、なーんにも出来ません。当然です。今は便利な「抱っこ紐」があるじゃないですか♪

ご飯だって作れる。
(簡単な)お菓子だって作れる。
掃除だって出来る。
お風呂だって(器具を工夫すれば)洗える。
トイレだって掃除できる。

ママの入浴? スリングの替えがあれば、スリングびしょ濡れにして、抱っこのまま入っちゃえ!
アイロンがけ? 今の時期だけはクリーニングに頼めばいい。

四六時中、スリングで抱っこ。スリングの中でおっぱいをくわえっなしでいいじゃない。
それで、ママと子どもの心に平穏が訪れるならばね…!

何はともあれ、良い抱っこ紐。 ママと赤ちゃんに合う抱っこ紐を是非見つけてくださいませ。
ぜひ寝ない子ママの皆様。自分にあった抱っこ紐を探し出し、楽な育児をしてみてくださいませ!

自分から、「抱っこしっぱなしだから、私は何も出来ない」そうやって諦めないのがコツ。
器具を工夫したり、グッズを活用したり、時間を有効活用したり、出来ることは沢山あるはず。
私は強くそう思います。